以前に、二胡の日本での販売価格調査を行いました。
あれから、随分時間も経っており、価格も変動し、調査対象となる Shop も
変わってきてると思割れます。
いずれ、再調査する必要があると思ってます。
しかし、これはあくまで実態調査。
確かに、自分の持ってる二胡が、価格帯と材質から、どのあたりにいるかを
理解する事の一助にはなるでしょう。
でも、適正なのかどうか?までは分からない。
ということで、適正価格とはどーなのか? を考えてみることにします。
●まず、衝撃的な話から、
昨年の Music China 2011 で多数入手した、二胡の工場から販売店へ
の卸価格、中国国内で、4000元ぐらいで売られている二胡の卸価格は、、、
ちょっと、話せません。。。。
●もう一つは、
無錫、梅村二胡文化園 に関する新聞記事から
該區目前聚集了10多家二胡製作工坊,年產各類二胡近4萬把,
佔全國二胡市場份額的四分之一,年產值近3000萬元。
無錫の梅村で、10以上の工房が、年間4万本生産。
これは全国生産の 1/4。
その年間売上は、3000万元
※てことは、中国での二胡の生産は 16万本なのか?
1本あたりの平均は、
3000万元/4万本 = 750元 ≒ 9300円
上記の、「ちょっと話せません」が想像できますね。
※ただし、ボリュームゾーンが、 300元? or 3000元?
どこにあるかは分かりません。
※1元 12.4円(2012/7/14 レート)で計算してます
とにかく、このへんが、原点です。
当然、これにいろんな中間マージンが乗っかって、販売価格が
形成されていくので、一概に、N十万円もする日本の価格は高い!
とは言い切れません。
このへんは、過去記事
二胡の価格をシュミレートを参照願います。
でも、事実として知っておくのも、悪くは無いでしょう。
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そのうち、この原点を離れて、中国の二胡屋での価格帯も調査してみたいと思います。
今わかってるのは、
1) 数百元の、お土産、練習二胡
2) 3000~5000元のミドルクラス(大卒初任給レベル)
3) それ以上
で、1) 2) が展示のボリュームゾーンだということだけです。
その2 (大衆楽器としての、適正価格とは?) に続く