琴托の重りで、 nishino さんのツッコミで、
忘れてたテーマを思い出しました。
先に、重りを入れる意味合いに関して。
「使い勝手の向上」 と 「騙し」 の二つの目的があると思います
■まず、使い勝手
演奏家(私は、演奏家という程のもんじゃないですけど)の立場でいうと
楽器を持ったときのバランス(安定)感、しっくり感ってのがあります。
どんなに仕上がりがよくても、軽い木材を使った二胡は、どうしても
その安定感、しっくり感に物足りなさを感じます。
そのために重りを入れるのは、ある意味しかたがない、というか
アクセプタブルだと、私は思ってます。
(音質との関係は、別途記事にします)
ただ、そこに有害物質がはいってたんじゃ、Wee/RoHs の観点からは
やぱりマズイんじゃないかと、環境にかかわる装置をいじくってる立場から
思います。
■ 騙し
問題は、nishino さんも指摘されてるように、
重りを入れる目的が、バランスのためじゃなくて、
「騙し」のためのケースもあり得る、ってことですね。
価格分析の結果でも、いわゆる「紫檀」といわれてる物には、
紫檀もいろいろ、価格もいろいろ、この中にはそんな意味合いも
あるんでしょう。
一般に、軽い木材の二胡には、重りを入れ、重い木材には入れない。
といわれていますが、 メーカーサイドが、私の提唱するスペックシートの
ような物でではっきりと、明記することが義務付けされれば、こんなことは
なくなるでしょう。
実際に、椿さんのように、「この木材は、重りを入れてます」とはっきり書かれると、
「この木材だから」と割り切って、または、納得して購入することもできます。
ちなみに、私の蘇州2号は、、、、言いたくないけど、
小葉紫檀とかいてあるのに、バッチリと重りがはいってます。。。。
なんじゃぁ~! です。
そこそこの音してるし、まあいいか。。。ああ。。。
音との関係に続く。。