今頃、なに言ってんねん? と言われそーな、ネタです。。(^_^;;
いろいろな巻き方があると思うが、大きな悩みどころは、
弦を棹に向かって巻く(内向)のか、棹から離れる方向(外向)で巻くか? だ。

昔ある人から、
外向に巻くと、弦が外れやすいと聞き、それ以来、疑う事無く「内向」で弦を巻いてきた。 たしかに、「外向き」だと、弦が、ビョ~ンと外れてしまうのではないか、という不安感があった。
この巻き方で本当にいいのか? 考え直してみる事にした。
まず、「内向」で巻く時の力関係を見てみよう。
弦は、千斤により下向きの力がかかっている。 巻いている部分にも下向きの力が働いている。 つまり弦が下(棹方向)にずれる力が働いている。 しかもこれを妨げる物がない。
どの位影響があるのかは解らないが、チューニングのずれが発生しやすいのではないかと思われる
次に外向きを考えてみよう。
同様に、弦には下向きの力がかかっている。 しかし、何巻きか既に巻きつけられた弦が これをブロックする役割を果たしている。
ブロックしながら、弦と弦の隙間もキュっと締まってくれる。

弦のずれによる、チューニングのずれもほとんど無いと思われる。
どっちで巻くかは、明白ですね。
見た目で。「はずれんじゃねーか?」という誤った不安感はあったが、
弦の巻き方は、「外向」にけってーい。
◆おまけ: 最初の一巻き
ギターなんかもそうですけど 「最初の一巻き」をどうするかって、結構悩みますね。
私は、こんなんやってます。

まず、弦の先っちょを、3~5ミリほど折り曲げます。「チクっ」ってな事故防止とか、弓の毛引っかけたりするのを妨げます。
次に、琴軸の穴を貫いて、元の穴に、折り曲げた先っちょを、ブっ指します。 弦を引張り、たるみを取ります。 後はふつーにグルグルと。