二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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合体! 
マジンガー駒、 この駒の効果には、かなりショックを受けました。
いままで、考えてきたことは、
  「いったいなんだったんだぁあ~」
ちゅーぐらいに。

でも、このアイディアはぜひ、「究極の駒作」に取り込まねば、
ということで、こんなん作って見ました。

マジンガー駒と、ウチダ駒を がったぁ~い! 

(左側は、元祖マジンガー駒)
b0098997_217121.jpg
側面から見ると、
b0098997_21112022.jpg
形状は、マジンガーになってませんが、側面から中身をくり抜いた、
ウチダ駒形状。
b0098997_21131268.jpg
マジンガーの加工精度と比べると、出来は「おこちゃまレベル」です (^_^;;

素材は楢の枝の年輪の中心部分。 けっこう硬い素材です。

さて、どんな音がするのやら?
ホントは、音を取り込んで、定量的な分析を行うべきなんですが、、
とりあえず、ファーストインプレッションとしては、

なんだか イイカンジ~! (^o^/

蘇州1号、北京2号(六角)ともに、よく鳴ります、高音も延びる。(気がする)

しかし、なんなんだろ~?
このくり抜きの効果は???

体積は同じで、中身を抜いているんだから、
駒全体の質量が減って、密度は低くなってる。

このへんに、何かヒントがありそうです。
取り組むべきテーマの一つです。

道は、まだまだ遠い。。。。

-----
ところで、すうさんから、「タオバオでマジンガー駒売ってるよ」という情報を貰って、ここから情報を手繰っていったら、マジンガー駒のメーカーらしき所にたどり着きました。
ここ ↓↓↓↓
河北省饶阳县弘场民族乐器厂(河北省饒陽縣弘場民族樂器廠)

アリババで、1個40元、10~49個だと25元、50個以上で20元で卸してます。
在庫 10000個だって、、こんなの、よく10000個もつくったよな~

正式名称は、小叶紫檀镂空二胡码子(小葉紫檀鏤空二胡碼子) なんだって。
訳すと、小葉紫檀の透かし彫りの二胡の駒

日本じゃ、やっぱ「マジンガー駒」って呼ぼうよね~

それにしても、河北省といい武漢といい、、このあたりから革新的な二胡とか配件(部品)なんかが、出てきてる気がします。
by soukichi_uchida | 2012-01-24 21:54 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(2)
内田駒改良プロジェクト その5(横方向の力を考える2)
いうまでもありませんが、二胡は弦の琴皮に対する、縦方向の力が、駒を通して琴皮に伝えられています。 一方で、バイオリンは、弦の横方向の力が、駒によって縦方向の力に変換されて本体の板に伝えられています。

横方向の力が縦方向に変換する、仕組みが既にバイオリンでは実現されているのです。
じゃあ、二胡だって、捨てている横方向の力を活かす方法があるに違いない、 と思ってます。

ただ、元々縦を縦で伝えている駒に、横-縦変換機能を組み込めるのか?

これを考えてみます。
弦を乗せる溝を深く切って、弦の横方向の力が駒にかかるようにすると、
下図のように、駒底面のコーナを支点として反対側が持ち上がろうとします。
横方向の力も縦同様振動してますので、結果として、駒は正面から見て、左右に回転しようとします。
b0098997_1363146.jpg
こんな感じで、駒がバタバタしてると、本来の縦方向の力にもロスが出てしまうんじゃないかと危惧されます。

そこで、出てきたのか、西野さんの考案、「横ミゾ」です。
横ミゾを入れることで、どんな効果があるのか?
b0098997_153148.jpg
横ミゾを入れる事によって、ミゾなしの場合の底面での左右回転する力は、横ミゾの上にかかるようになります。
回転の支点は、横ミゾの一番奥の所になります。ここで、横方向の力が縦に変換されることになります。(たぶん、、、)

実際に、ウチダ駒に、横ミゾを入れた試作を試してみましたが、大きな効果がありました。
残念ながら、ミゾの有り無しでの音の取り込みと比較してません。 これは今後の課題です。

頭で考えたことが、既に実証されてるんで、もうゴチャゴチャ考えるのはやめて、実践あるのみです。

今後の課題としては、
b0098997_2164426.jpg
1.ミゾの底面からの高さ(Y)
2.ミゾの深さ(X)
3.ミゾの幅(W)
をどう決めるか? となります。

1.高さ(Y)は、
  底面に近いと、ミゾ無し同じ事になってしまいそう。
  中心から上がいいと思います

2.ミゾの深さに関しては、弦のミゾを超えてしまうと、縦の振動を絶ち切ってしまいそうです。

3.幅に関しては、いまの所、どうなのか考えが湧きません。
  根拠なく、細ければ、細いほどいいんじゃないかな~? と思ってます

もう一つ、加工性。
あんなに小さい駒に、正確に横ミゾを入れる。
僕のよーなシロートには、困難です。 
いい工具が入りますね。

-----
ところで、
このネタお考えながら、従来駒をいろいろ眺めていて気が付きました。
普通の駒って、だいたい横をえぐって有りますよね。 こんな感じ
b0098997_2355555.jpg
特に、「至高の駒」村山師匠の駒なんかは、激しくえぐってありますよね。
これって、すでに横ミゾの役割を果たしているんじゃないかと、思えてきました。
うーん、すごい!

西野さん、ガンバロー!
by soukichi_uchida | 2011-12-30 02:28 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(2)
内田駒改良プロジェクト その4(横方向の力を考える)
僕の担当Pは、音のインピーダンス、材質を考える、なんですが、
1P 横方向の振動を利用するP 主担当:西野(老板)も考えてます。

弦の駒に対する横方向の力とは何かを、軽く思い出しましょう。

●まず、弓の角度による横方向の力

僕達が二胡を演奏する時、弓を琴皮に対して垂直に動かしていません。
教室によっては30度 ぐらいに角度という教え方をしていると思います。
弦に対しても斜めの力が働いています。
b0098997_1123942.jpg
この力は、駒に対して、縦と横の力に分けられます。
つまり、駒に対して横方向の力というのが、確実に存在しています。

●もう一つは、弦の回転により発生する横方向の力

二胡の弦は回転する?で推測したように、弦は弓で擦られることにより回転運動をしています。 駒のミゾ部分では、弦回転の支点として、回転の力が駒に伝えられています。
b0098997_1182877.jpg
図の様に、上下左右の力が回転しながら駒に伝えられています。
ここでも、駒に対する横方向の力が発生しています。

駒の構造としては、バイオリンの駒は横方向の力を最大限に活かす構造だと考えています。
※だからといって、二胡の駒をバイオリンと同じにすると、縦方向の力を使わなくなってしまいます。

「横方向の力は捨ててしまえ!」というのが、
「弦は駒に対して点で接するのが最も良い」、「ミゾは小さければ小さい方がよい」
という考え方です。
b0098997_12241100.jpg

ひょっとしたら、これが正解なのかもしれません。

いままで。捨てていた、横方向の力を利用すると何が起こるのか?
弦の力、振動を最大限駒から、琴皮に伝えることができても、
「これは、二胡の音なのか?」ということも起こりかねません。

でも、心配しているだけでは、何も解決しません。
光瞬堂の西野さんからは、既に 内田駒に横溝を切って、実践し、効果ありとの報告を受けています。
「ゴ チャゴチャ言ってないで、まずやってみようよ!」です。
by soukichi_uchida | 2011-12-30 01:26 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
内田駒改良プロジェクト その2 (分析条件)
今後、試行錯誤や実証実験の過程で、実験(録音・分析)を行うことになると思いますが、 条件や、分析方法を統一シておく必要があります。
それぞれのプロジェクト(P)でバラバラな実験をやっていると、P間での比較が困難になりますし、そもそも何を測っているのかも分からなくなってしまいます。

こんな感じでやりたいと考えています

◎固定条件

・二胡: 西野二胡(シャム柿1号)
     ※売れちゃったらどうしよう(^_^;;
・演奏者:我が愛しのモルモット「ずえだ~ちゃん」
     ※これも売れちゃったらどうしよう
・録音機材:
  PC+Wave Spectra V105 サンプリング周波数44100Hz 16ビット
  ※サンプリング周波数44100Hz ということは、22.05KHz までの音を
   拾えるということです。
  マイク: シュアーPE45L
  ※マイクの特性によって、拾える周波数特性は異なりますが、
   それでも、駒を変える事によってその特性の範囲内で差は出るはずです。
・マイク位置: 琴筒の後側 20Cm の所(根拠なし) 

◎録音対象(演奏条件)

 内弦 第一ポジション 開放弦D3、第三ポジションD4
 外弦 第一ポジション 開放弦A3、第三ポジションA4
  それぞれ、一拍/1秒で、一弓4拍で推と拉を繰り返す。

◎分析方法
スペクトル分析は拉(引弓)で、最も波形が安定したところを利用。
拾う音がいい加減(演奏が下手くそ)だと、その後の分析もいい加減なものになります。 安定してる所を使い、スペクトル分析(FFT)を行います。

これを図で表すと、こんな感じになります
内弦の開放弦で、1拍1秒で、拉・推を繰り返した例です。

ダメな例: 一弓の中で音量が激しく変化している
b0098997_240740.jpg
いい例: 一弓の間でほぼ一定の音量を保っている(音もキレイ)
b0098997_2493542.jpg
両者の違いは、耳で聞いている限りでは、はっきりとその差が分からない時もあります。 でもこれを、視覚化するとはっきりとその差が見えてしまいます。
こわいですね~

両者の差は、基本的には、一弓の間の、音の強弱のフラつきなんですが、どうせ分析するなら、キレイな音でてるところを使って、スペクトル分析(FFT)を行いましょう。
こんな感じ ↓↓
b0098997_38851.jpg
b0098997_3121995.jpg

「FFTスペクトルの見方」に続く

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by soukichi_uchida | 2011-12-29 03:02 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
内田駒改良プロジェクト その1 (序章)
「内田駒改良プロジェクト」
なんて書いてますが、誰がきめた訳でもなく、なんとなく
大分して3つのプロジェクトが走ってます。

1.横方向の振動を利用するP 主担当:西野(老板)

2.音のインピーダンスを考慮した多相駒P 主担当:うっちー研究員

3.いろんな材質でとにかく試してみるP 主担当:すーさん研究員

今のところ絶大の効果を上げたのは、1(横方向の振動を利用するP)の、「駒に横ミゾを入れる」トライアルです。 ただ、量産が困難との事です。

4.ジミ研究員にも、なにかテーマを持ってもらってやってもらいましょう
 そーだ! 
   駒の穴は何故必要?
   どんな効果があるのか?
   どこに、どのぐらいの大きさがいいのか?

 たのむわ~、 ジミ研究員どの!

今後、順不同となりますが、そこそこ結果が出たものからレポートする予定です

次回は、PCに音を取り込んで 結果を分析する際の、条件とか分析方法について記述予定です。
by soukichi_uchida | 2011-12-28 01:38 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(2)
琴托の調整
以前 二胡のプチオペ 2 で琴托の調整の事を書きました。

この時は、「金属音が気になってしょーがない」 これを何とかしよう!
という調整でした。

でも、これが結果として、蘇州1号を鳴らない二胡にしてしまっていた事に気が付きました。 蘇州1号は、そこそこいい音がしててお気に入りなのですが、外弦のD4あたりが、鳴らない。

光明行の9小節目の、「♪みーみーみー、み~そ、みーれどーれみー♪」 なんかが、寂しいのなんの。 僕の腕も要因の一つだけど、、先生が弾いてもだめだった。 賽馬の出だしもインパクトイマイチだし。

前回の調整では、
 琴托の重りが、一箇所琴筒に接触しており、
 薄い皮を重りにかぶせて、筒と重りの絶縁を行う
という調整を行いました。

これはこれで、それなりの効果はありました
(という気がする、、たぶん)。

ところが、最近光舜堂さんのブログで、琴筒の振動に関する記事 「二胡の形は、どこが鳴る。」 を見て目からウロコ。
「原因はこれじゃあ~!」

皮を被せても、重りと琴筒は接触したままだった。
これが、かえって琴筒の振動を抑えてしまっているに違いない!

さっそく、琴筒を取り外して、オペ開始。

重りの琴筒との接触部分を、ゴリゴリと削る。
※もちろん、重り側を削ったのですよ、念のため。。。
ついでに、琴托上の、琴筒を乗せる2枚の板も、琴筒との接触する面積が小さくなるように削る。
b0098997_2293839.jpg
こんな事していいんだろうか? という不安な気持ちを抱えつつ、
二胡を再組立。

さて、その結果は。。。久々の大成功。
  「みーみーみー、み~そ、みーれどーれみー♪」
おー鳴る、鳴る! 後は腕だな・・・・・

でも、こんな調整、
良い子は、取り返しがつかなくなることもあり得るので
マネしないでね。。。


これに、ウチダ駒を組み合わせると
蘇州1号、もはや蘇州二胡の音出してないよーな...(^_^;;
楽器がこれに馴染むのに時間必要だな。。

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ん、、、???
ここで新たな疑問が。
北京タイプって、 カマボコ型の琴托が、ピッタリと筒にくっついてなかったけ?
b0098997_2425927.jpg
久々登場北京1号
横から見ると。
b0098997_249387.jpg
なrほどね~
琴筒と托の接点は、前後2ヶ所と(棹と、ネジ)。全面くっつきじゃあ無いんですね。 今頃気が付きました。

んんん??? 
前側の接点は、皮を貼りつけてる所だ。
ここは、皮の振動を受け止める所だよな。。。
※光舜堂ブログ「二胡の形は、流線形?。」より
いいんだろうか? 
北京」二胡、改良の余地アリなのか、それとも理由があるのか?
謎は深まる。。。
こりゃ西野さんの出番だな。

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by soukichi_uchida | 2011-12-25 03:09 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(3)
駒のベンチマーク
駒を自作したり、削ったりして楽しんでる皆さん。

僕の経験ですが、
いろいろ試行錯誤して、なんとか気に入った音がでる駒ができた。
でも、
  「元の音ってどんなだったけ?」
  「本当にに前より良くなったんかいな?」
  「あれれっ?、これとあれの違いはなんっだったけ???」

結果、試作駒の屍累々なんて、
こんな経験ないですか?

そこで、
駒を評価する上で、その性能を評価する指標(ベンチマーク)
必要じゃないかと考えています。

現状、駒の性能の評価は、個人の主観というとてもあいまいな
ものになっています。
要因としては、

1.対象となる二胡本体(含む弦)の個体差がある
2.弾き手のレベル、技法にも差がある
3.評価する音域もひとそれぞれ
4.音の聞き取り方にも個人差・趣向がある


「じゃあどうすればいいか?」を考えてみましょう。
きっといい答えは出ないと思いますが、、、

1.二胡本体の個体差

 ん~、いきなり困った。。
 二胡は、天然物を使った手作り製品。個体差も大きい。
 どないすんねん?

 業界として、駒評価用のリファレンス二胡なんてのを
 作ってはどうでしょうね?
 ※西野さん、お願い(^_^;; 

 仲間内で複数の駒の評価をやる場合は、どれか一つの二胡に固定して
 やるしかないでしょう。

 ここでは、
 駒と二胡との相性というのは別の問題としておきましょう。 

2.弾き手のレベル、技法にも差がある

 演奏が上手い下手ではなく、全音域に渡って
 きちんと二胡の音が出せる事が重要でしょう。 

 開放弦はそれほどではありませんが、
 ポジションが上がるにつれて、
 人によって、音質がずいぶん異なります。
 
 やれる人は、ビブラートをかけていない状態でも
 ハイポジションで、ノイズの少ない音がだせています。
 主な要因は運弓、弓の角度にあると思います

 駒の評価をするには、
 2,3、4と ポジションを上げて行っても
 ノイズに埋もれたカスカスの音を出さない腕が必要ですな。

3.評価する音域

 適当な場所で音をだして、良いとか悪いではなく
 評価を行うには、どこと、どこの音で判断するかを決めておく
 必要があるでしょう。


 もちろん、それだけで全ての評価になるとは思えませんが、
 Aさんがやっても、Bさんがやっても、必ず ここと、ここの音は試している。 
 という事が重要です

4.音の聴き取りかた

 これは、聴力の個人差や、趣向が入るのでとても厄介です。
 ここは機械にたよりましょう。

 効果な録音機器や、スペクトルアナライザを使わなくても
 そこそこの分析ができます。
 以前に紹介した WaveSpectra が使えます。
b0098997_23132491.jpg
 これを使って、音の大きさ(dB)や周波数分布(倍音構成:分布と強度)
 S/N比 などを駒の物理的特性を調べることができます。

5.その他

 レスポンスなんてのもあるでしょう。
 反応が良いとか悪いとか、音の立ち上がりがいいとか。

 ・アタック音に対するレスポンス
 ・音の変化に対するレスポンス

 など、二胡その物に起因するところもあると思いますが、
 駒によるレスポンス性ってのもあると思います。

 これも感覚で捉えずに数値化、視覚化できればいいと思います。

 まず、何をどうやって調べればいいんだろう??
 別途考えてみたいと思います。

-------------------------
駒のベンチマーク。 これも難しいテーマですね(^_^;;

アイディア募集中
by soukichi_uchida | 2011-12-15 23:24 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(1)
究極の駒再び 内田駒!?
いや、、、こんな事になるとは、想像だにしませんでした。

「究極の駒: 二胡の力を最大限に引き出す駒」 というテーマにおいて、
光舜堂の西野さんが、僕と同様の方向性を見出されました。(側面の形状)
b0098997_356066.jpg

僕が先駆者だということで、なな、なんと「内田駒」なんて、こっ恥ずかしい名前まで付いちゃいました(^_^;;

西野さんがこのテーマに取り組んでくださる事により

・豊富な素材で、木工のプロにより、僕なんかより
 ずーっと効率よく駒の試作が出来る。
・何種類もの二胡で実験・評価ができる
・光瞬堂に集う多くの人に評価してもらえる

というメリットがあります。

現在、Jimmy さんはじめ、何人かの方に試用してもらっているそうで、
評価はなかなか上々なようです。

僕も一ついただきました。
以前、自作したものを試した時にも実感しましたが、
「なんじゃ~こりゃ」というぐらい音大きくなり、音質も変わります。
※好き嫌いはあるかもしれません。

まだまだ改良の余地はあります。

・音のインピーダンスを考慮した素材の選別
・弦の横方向の振動も利用する
などなど、、

先が楽しみです。
by soukichi_uchida | 2011-12-11 03:56 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(6)
夏の二胡調整
久々の二胡話題 構造分析再開ですが、
ノーミソにリハビリが必要です。。 
書いてて、グダグダです。。。

<夏の季節ネタ>

梅雨場、夏場になると、皆さんもいろいろと工夫・調整されてると思います。

調整しなきゃいけない最大の要因は、湿度と暑さによる琴皮の伸びでしょう。
皮が伸びてしまうと何が起こるのかを考えてみましょう。
①の状態が皮の伸びもなく、最適に調整された状態だとします。
b0098997_236787.jpg
皮が伸びることにより、皮を押さえつけている駒の位置が下がる(沈み込む)。これによって、千斤と駒の頂点が作る角度が変わる(鈍角となる) これによって、弦にかかるテンションが下がってしまう。① ⇒ ②

この状態で、これまでと同じDとAを出すには、弦の巻きを強くしてテンションを上げることになる。③
結果として、弦から駒⇒皮にかかる力は皮が伸びる前と同じになる(たぶん)
b0098997_23252844.jpg
 しかし、なぜか、実際これだけの調整では、音質は元には戻らない。(でしょ?)

何が異なるのかと言えば、でも、千斤と駒の頂点の角度は変わってしまい。弦の振動系んp状態は①と②では異なってくる。
角度が変わるというのは、千斤、駒間の弦の長さが変わってくることを意味します(微々たるもんですが)

そこで、よくやるのが、「駒を換えてみる」です。
b0098997_23254099.jpg
駒の高さを高くすることにより、皮が伸びる前の状態①(千斤と駒の頂点の角度)を同じにする。
これにより、弦の振動系の条件は①と同じになる。 
比較的 ①と同じ音質を復活できるんじゃないかと思われる。
一見よさげに思えますが、 駒の体積が大きくなる、高くなる事による、音のエネルギーのロスもあるんじゃないかとも懸念されます

他の手としては、 「千斤の高さを低くする」つまり、弦を千斤で締め上げる。
これによって、弦のテンションと皮にかかる力を調節する。 千斤と駒の頂点の角度は①の状態に戻せる
b0098997_055025.jpg


などなど、いろいろと対策が考えられますが。
夏場・梅雨場の、ブモーっとした感じを、一番いいとき(っていつ?)に復活調整するには

・琴皮が振動するのに、最適な張力。
・駒と千斤の間の弦の最適な長さと張力。
このへんが、パラメータなんでしょうね。

----
追記
 琴の木材が湿気を吸い込んで、全体の響きを変えてしまうって事もあるのかな?
by soukichi_uchida | 2010-07-24 23:27 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
ちょっと勇気のいる調整
これも高音からのスピンアウト ねた かな?

超音波検診って、やった事あります?

お腹に、ゼリーみたいなのを縫って、センサーでお腹をぐりぐりやりますよね。
センサーからは超音波が出て、体から跳ね返ってくる超音波を拾っています。

なんで、お腹にあのヌルヌルを塗るのかというと、お腹とセンサーの間に空気が入らないようにするためです。
なんで、空気があってはいけないか? 
よく出てくる、音のインピーダンスの問題です。
センサーとお腹の間に「空気」があると、センサーからお腹に、お腹からセンサーにエコーが伝わりにくくなります。

これを二胡に置き換えます。
センサーの部分が駒、お腹が皮に相当します。

駒と皮の間に空気があると、弦の振動が皮に伝わりにくくなる、つまり弦の振動エネルギーが「ロス」されます。

この対策としては、このブログの最初のころに書いていたように、駒の底面にRをつけて、できる限り駒と皮が接触する面積を稼ごうという手があります。
実際、高い駒を買うと、底面にR がついているものもあります。
※ 単に、加工精度が悪いだけなのかもしれませんが。。。

ところが、これはマクロな対策であって、接触する駒と皮をミクロの目で見ると、加工されているとはいえ、天然物です。表面は凸凹しているはずです。こんな感じ↓ 
b0098997_422673.jpg
隙間の部分は非常に音が通りにくくなっているはずです。
そこで登場するのが、超音波検診のゼリーです。
この手の物を駒と皮の間に塗ることによって、両者の隙間はなくなり、全ての音が駒から皮に伝わるようになります。(きっと) つまり、エネルギーのロスを減らせる。
b0098997_2141070.jpg
超音波検診の超音波では、効果があるからやっているのでしょうけど、可聴範囲の音ではどのぐらい効果があるのかは解りません。 でも、A4,A5の高次倍音になると、可聴範囲ギリギリまたはそれ以上の周波数なので、超音波検診に近い効果が得られるのではないかと思われます。

やってみたいんですがね、、、、
駒と皮の間に、何かを塗るって、、何を?
あまりやりたくないですよね。。
誰かやる?

たいした効果が得られないかもしれない。しかも、極一部分とはいえ、皮のど真ん中に、皮にどんな影響があるかも解らない。。。 勇気いりますよね。。。

そういえば、どこかで、
一度駒を装着したら、あまり取り外しをせず、長く付けたまなにする。そうすることによって、駒と皮がなじみ一体化していい音がするようになる。
なんて話を聞いたことがあります。
そのときは。「何いってんねん」と思いましたが、今考えると、なじんで隙間がなくなってくるって事を言っているのかもしれませんね。

でも、駒はいろいろ試したいし。。
by soukichi_uchida | 2010-05-12 04:43 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(3)