二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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松脂から二胡駒作成に挑戦 その2
型から取り出して、繋がってる困った達を切り離して、成形。
やってるはなから、割れてゆく。
とりあえず2個。↓↓↓

さて、これに弦を乗っけるとどうなるか?
多分、速攻割れてしまうと思います。

ん〜〜、松脂で作った二胡駒のオブジェかな〜

b0098997_22222385.jpg
うーん、形いまいち
b0098997_22224435.jpg

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by soukichi_uchida | 2017-05-04 22:21 | その他 | Trackback | Comments(0)
松脂から二胡駒作成に挑戦 その1
巷で松節の駒が良いと言われている。実際僕も何種類も上海で仕入れて来て、なかなかいい感じです。

で、ふと思ったのが、松脂から駒作ったらどうなんだろう?って。

さっそく挑戦

粘土を買ってきて、カップケーキのカップに松脂を入れて、トロトロになるまで温める。具体的には、オーブンで温めた。

粘土で、お気に入りの駒の型を取り、そこに溶けた松脂を流し込む。
松脂が固まったら、粘土から取り外して、駒にくっついた粘土を洗い落とす。
↓↓↓ こんな感じ
b0098997_22131895.jpg
今回、ここまで。
後は、バリを取って、形を整える。
物によっては、穴あけ。

さてどんな音するかな?
メチャ強度無さそうだな。
弦を乗っけただけで壊れそう。


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by soukichi_uchida | 2017-05-01 22:03 | 二胡よもやま話 | Trackback | Comments(0)
皮への最適な圧力(皮の張り)とは?(FとGの謎)
前の記事で、千斤の調節の意味(の一部)は、駒から皮への圧力の調整ではないか? と考えました。

じゃあ、どのぐらいの力が皮にかかればいいのか? その結果として皮の張りは何が最適なのか?
という疑問にたどり着きました。

そこで、でてきた F と G の謎のお話。

ずーっと前の記事で、piano さんが、皮を指でコンコンとやった時の音はGが多いという話をされてました。
一方で、西野さんや、沙皮さん達作り手の話ではFという話を聞きます。

この違いはなんだ? Piano さんは「絶対音感」をもっているので、間違うはずがない。

こう仮定してみます。
Piano さんは、皮に駒が乗って、弦が張られた状態で、皮をコンコンとやった。
b0098997_23561829.jpg
一方、二胡を製作する側の人たちは皮貼工程での確認で、駒、弦無しで、コンコンとやってる。
b0098997_23554785.jpg
※指の絵キモい。。

当然、piano さんの条件のほうが、皮に圧力がかかり張力もあがっているので音が高い。 その差が F と G なんじゃないのかな???

これは面白いかもしれません。 もしかして、大発見?!

今のところ、この F と G が適切な音なのかどうかは全く定かではありません。

でも、
闇雲に、二胡を鳴らして駒の高さや、千斤の高さを調整するのではなく、
皮にかかる張力を意識して、F と G 音を目安として、
皮をコンコンやりながら、その音の高さを聞きながら、調整する。

その後、実際に二胡を鳴らしながら微調整する、
というのがリーゾナブルな方法なのかもしれません。

次の記事以降で、検証フェーズに入りたいと思います。
by soukichi_uchida | 2012-02-17 00:14 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
千斤の高さ調整の意味は?
千斤の高さの調整、これは位置よりもずっと悩ましい問題です。
でも、これの効果はとても高い。

先日、僕のダメ北京2号を見かねた、西野さんが、ヒョイヒョイと千斤を調整。 するととても気になってた、外弦の開放弦の雑音が大きく低減しました。

沙皮さんの二胡講座「千斤」でも高さ調整の効果を体感することが出来ました。

千斤の高さを調整することで、いったい何が起こってのだろう?
いろいろ考えてみましたが、高さの調整による影響は、けっこう複雑です。

順を追って考えてみます。

①千斤の高さを、緑の状態から、グイっと下に引っ張りさげます。
 ※緑が元の状態。 青と赤の線が下がった状態
b0098997_21383887.jpg
この図は極端ですが、弦を引っ張りさげることにより、弦はほんの少しですが伸長します。(図中赤の部分

②弦を引っ張り下げた力は、駒にもかかり、その力は琴皮を押し下げます。
結果として、駒と弦の角度も変化し、赤の部分の伸びは若干元に戻ります。
※琴軸にも力がかかりますが、固定されているのでここでは無視することにします
b0098997_21411299.jpg
ここで、①と②をシーケンシャルに書いていますが、①と②は同時に起こっています。

③千斤により弦を引っ張り下げた力は、弦の張力にも反映されています。 つまり千斤を低くした事により、音程は高くなります。 これを琴軸を緩める事により、元の音程に戻します。
結果として、弦の張力は小さくなり、②で沈み込んだ駒も若干元に戻ります。
b0098997_21423350.jpg
千斤(高さ)の調整はこの①~③、いい所(ってなんだ?)が見つかるまでの繰り返しとなります。

さて、これらの事から何が言えるのか???

弦の振動に、以前の記事でも書いてるように、
 f(周波数)=(1/2l)×√(S/ρ)
 l:弦長、S:張力、ρ:線密度

で表されます。
千斤の調整も多くの部分はこの式の変数を変化させているのですが、
二胡の場合、一番効いているのはこの事よりも
千斤の高さを変えることにより、増減する駒→皮の圧力の変化じゃないか?
と思われます。

皮が緩んでしまった場合、高い駒を使って調節するというのがありますが、
千斤の高さ調整によっても、皮への圧力の調整ができるんですね。
千斤が上駒と言われるのも、一部このへんが起因しているかもしれません。

結局、琴皮に行き着いてしまう。。。
ギターなんかじゃ、ボディー凹んで、それに対する調整なんて考えたことがありません。
二胡ってやっぱり厄介な楽器です。

さて、、、、 ここからどうしよう。
「いいところ」って何だろう???
by soukichi_uchida | 2012-02-15 21:46 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
これは、大発見かも。。。。(予告)
沙皮さんの講座依頼、千斤の調整をいろいろ考えてたんですが、
千斤の(高さ)調整方法で、大発見したかもしれません。

たぶん、
きっと、
そう思いたい。

実際に、蘇州1号、北京2号(六角)で試してみましたが、
なかなかイイカンジです。

いや~、いろんな人に会って、いろんな意見を聞いてみるもんですな~。

で、どうやったのか? ですが、、、
結論を書く前に、明日以降、長ったらしい記事を1,2本投稿予定です。

乞うご期待。

。。。。 

「知ってる」とか、「そんなん、もうにやってる」とか言われそうですが、
by soukichi_uchida | 2012-02-14 23:33 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
マジンガー駒の謎に挑む!
本題に入る前に、
マジンガー駒。 なかなか評判がよく、興味のある人も多いので、中国の現地エンジニアにマジンガー駒を20個ぐらい買っとくように依頼しました。 入手したところで、欲しい人への配布方法考えます。(実費はくださいね。。。)

さて、本題。
3つ前の記事 「作りました」で、

軽い駒~重い駒で、くり抜きの有り無し駒を作成しました。
それを、内田駒改良プロジェクト その2 (分析条件)の条件で試してみました。
弾き手は、我が愛しの、3000年前からの宿敵ずえだ~老師(^o^/

いつものように、音をPCに取り込んで分析しようとしてますが、これがなかなか困難。 
そこで耳で聞いた感覚での評価レポートを。。。

駒の材質は、「作りました」で報告した。
 黒檀   (気乾比重 :0.85-1.09)
 リオグランデバリサンダー (気乾比重 :0.75)
 楢(ナラ)  (気乾比重 :0.67)
これに加えて、
 楠 (気乾比重 : 0.52)
も作成して評価。

それぞれの駒の重さを後日測定したのですが、メモを会社においてきてしまったので、後日追記します。

駒の大きさ、形状はほぼ同一にしています
b0098997_0183863.jpg

まず、くり抜き無しの駒での比較ですが、

軽い駒 : 音が硬くて、音は大きい 
重い駒 : こもった音(まろやかともいう)で、音が小さい


という傾向がはっきりと聞いて取れました。 
このへんは、知ってる人には、なにを今更な話なんでしょうけど、僕には新鮮な実験でした。

黒檀やバリサンダーの塊でできた駒は、使い物になりません。
楢や楠は、形状がアレなんで、光舜堂 ウチダ駒に近い音になります。

とにかく、形状と体積が同じ場合、駒の「重さ」が音質を決める要因であることが判明。

次に、くり抜きを行った駒ですが、
その効果は、「駒の重さの調整だ」ということが分かりました。

元々軽い、楠や楢では、
  音質、音量ともに、大きな変化はなく。
一方、重い、バリと黒檀は、
  くり抜きの有無で、音質、音量ともに大きな変化がありました。
  くり抜くことによって、音は固めで、音量もアップ。


  ※その後、家に帰って、くり抜きを削り込めば削り込むほど効果が
    あることを実感。 そこそこ使える駒になりました。

この実験結果は、今後の究極の駒作りの大きな要素になると思います。

え”、、、?
「究極の駒っていつ出来るんだ?」 ですって、、、
いや~、、美味しんぼの究極のメニューだって、ビックコミックスピリッツでまだ連載してるじゃないですか。
N十年はかかりまんがな。。。。。

光舜堂で西野さんが、具現化されたウチダ駒は、究極の駒の一つの形です。
興味のあるかたは、光舜堂へ。
Jimmy さんが、ばっちり、あなたの二胡に合わせた調整してくれます。
あ、、、次週から西野さん復活でしたね~
by soukichi_uchida | 2012-02-14 00:22 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
千斤の調整に挑む1

沙皮さんの二胡講座第 「千斤」 とても勉強になりました。

そこで、千斤の調整について少し考えてみました。

千斤の調整に関わる、可変パラメータは
 ・千斤の位置
 ・千斤の高さ
 ・駒の高さ

です。

弦の材質、太さも、パラメータですが、これは一旦装着してしまうと、固定値となってしまいますので、今回の考察からは除外します。

上記の可変パラメータによるアウトプットは、
いろんな力が、各パーツにかかっていますが、
 ・弦にかかる張力と
 ・皮にかかる圧力

の2つに集約されてると思います。
b0098997_22271981.jpg
この最適値を求めるのが、千斤の調整ではないかと思います。

最適値を求める事により
 ・その二胡や弦が持つ最大限のパフォーマンスが引き出せる。
 ・雑音が低減する
はずです。

じゃあ、どうやっってその最適値を求めるのか?

むずかし~な~。。。。

長考に入ります。。。。

■追記

ところで、 以前の記事 千斤の適正な位置(音の波長から考えてみる) で導き出した、駒から千斤までの長さ、38.5Cm.

人によって、手の大きさが違うし、その長さじゃしんどいんじゃないの? 
なんて意見もあるんですが、 琴筒から、千斤の距離じゃないですからね。 
駒 から 千斤の距離です。
これで、千斤の位置を決めると、結構低い位置ですよ。
手指と足がとっても短い僕の場合でも、肘から小指のまんなかあたりです。

38.5Cm ってのは、あくまで、目安で、
気温・湿度(つまり音速に依存)や、二胡の個体差によっていいところがあるはずです。このあたりでいいところを探してみてくださいね~。
あくまで、自己責任でね。。。(闇雲に、人のいうこと信じないよーに)
by soukichi_uchida | 2012-02-13 23:23 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
沙皮さんの二胡講座第 「千斤」 に参加して
本日病み上がりにも関わらず、
沙皮さんの二胡講座 「千斤」に参加してきました。

なんで、お前がいまさら、なんて言われそうですが、
「千斤」も悩みはつきません。

何か糸口が見つかれば、と思って参加させていただきました。

まずは、お礼を
沙皮さん、
千斤にかぎらず、貴重なお話をありがとうございました。


講座の内容は、
お約束の、千斤の巻き方、材質、種類などなど講義内容は盛りだくさんでした。

二胡やるぞ、構造分析的には、位置と高さに関する説明と実験がとても
インタレスティングでした。

※ ここで、言葉の定義をしておきます。
   千斤の「位置」: 琴筒から、千斤までの距離
   千斤の「高さ」: 琴棹と弦の距離
   これの専門用語知ってる方教えて下さい。

沙皮さんの解説の僕なりの解釈は、
 千斤の役割は、
   その位置と高さを調整する事により、弦に最適な張力を与える。
です。

これを、実験で体感させてもらいました。
 実験1: 高さを固定し、位置を変化させて、音の変化を見る
 実験2: 位置を固定し、高さを変化させて、音の変化を見る

詳細と分析は後日、よく考えてからレポートさせてもらいます。
これも奥がとても深そうです。

■追記
参加者からの 「千斤の幅(巻き数)は?」という質問に対して、
沙皮さんは、
 「弦を押さえた時の指の幅ぐらい」
と答えてらっしゃいました。

巻き数や、巻き方に関しても、いろいろなやり方があるようですが、
この考え方は、「なるほどね~」と思いました。
開放弦と、指で押さえた時の音質の差をなくすのが目的なんでしょうね。
ちょっと目からウロコでした。

明日、光舜堂でいろいろ実験してみよ~。

え”??、 駒はどーなったって、、、
や、やってます。 
すーさん、篭ってないででておいで~(^o^/
by soukichi_uchida | 2012-02-11 22:49 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
作りました
で、、
 1)  内部を繰り抜いた駒と、そうでない駒の比較
 2)  密度の高い木材と、低い木材での比較
用の駒作って見ました。

材料は3種類
 黒檀   (気乾比重 :0.85-1.09)
 リオグランデバリサンダー (気乾比重 :0.75)
 楢(ナラ)  (気乾比重 :0.67)
  ※気乾比重は 「木材図鑑」 より
b0098997_048249.jpg
奥から、黒檀。 左手前がバリサンダー、その横が楢です。

う~ん、バリサンダー駒 美しい! 

作るのがせいいっぱいで、まだ音出ししてません。(^_^;;
夜だし。。。
評価は、日曜日に光舜堂でやりましょう。

光舜堂 駒部 しゅうご~う!

しかし、黒檀。。。 
こいつは本当にやっかいです。削り出しだけでも、どえりゃあ苦労しました。
バリサンダーにもビックリ。 こいつは脂っこい。
リュータのビットやヤスリに削りかすが粘りつきます。
オイルをつけて削るととてもスムーズでした。
by soukichi_uchida | 2012-02-04 01:02 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(3)
穴の目的?
駒に開いてる穴。

正面の穴、 
底面に開いてる穴。
b0098997_2359130.jpg

最近見つけた、真横に開いてる穴。
b0098997_23591614.jpg
目的はなんでしょう?

正面から前後に開いてる穴は、内弦と外弦の振動を分けるため?
とかいろいろ考えてましたが、どうもしっくり来ない。

でも、駒を作ってみて、
穴を開けて無いものと、開けたものを比較すると、
開いてないものは、音がこもった感じがして、
開けたものは、抜ける感じがする。

あ”~、こんな表現は技術者としては、はがゆい(#・∀・)

今回目からウロコだったのは、
内蔵繰り抜きの中空駒 、「マジンガー駒」 の出現です。

これが、タダの ゲテモノ ではなかった。

マネをして、何個か駒を作って試して見ましたが、
繰り抜き、穴あけ、中空 これは効果があります。(たぶん)

では、すべての駒を中空にすればいいのだろうか?
そうではないと思います。

そこで、 目的は、
 「駒の重さ、つまり駒全体の密度の調整だ」
仮定してみます。

だとすれば、
もともと軽い、密度の低い木材の駒には効果が無いと考えられます。
一方、黒檀、紫檀のように密度の高い木材では、繰り抜きによる調整効果が高いと考えられます。

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でも、今時、穴の開いていない駒はないよね~。
上の仮定は正しくないかもしれません。

それとも、今時 
  「とにかく駒には穴をあけるもんだ」 
って、事になっちゃてるのか?

ごちゃごちゃ言ってないで、これは実験してみましょう。

駒の形状を同じにして、

 1)  内部を繰り抜いた駒と、そうでない駒の比較
 2)  密度の高い木材と、低い木材での比較
b0098997_23515978.jpg
4種類の駒を作成して比較を行なってみましょう。

どういう結果になるか楽しみです。

駒に穴を開ける目的が、駒全体の重さ(密度)の調整なのか?
別の目的があるのか? が見えてくると思い ます。
by soukichi_uchida | 2012-02-04 00:04 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(3)