先日、日本に出張した中国人のスタッフに、ビックカメラで、SIM フリー携帯を買ってきてもらいました。
物はこれ、 台湾 ASUS ZenPhone 2
価格は 3万8千円ぐらい。
中国でも、売ってます、価格も同じぐらい。
スペックに関してはこちら
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■ 中国で使った結果の概要は
・中国聯通(China Unicom)の 3Gシムカード では、
3Gスマホとして、通話、データ通信それぞれ
なんら問題なく使えている
・中国移動(China Telecom) 4Gシムカードでは
通話は普通にできるが、
データ通信は2Gとしてしか使えない。
中国政府の手が入っていない Android なので、
VPN 経由ではあるけれど、Google Play から、
アプリのダウンロードとインストールが可能
その他Google Play のサービスの利用が可能
なんと言っても、日本語表示に出来るのが嬉しい。
全体として、サクサクを快適に使えています。
■中国移動の 4G SIMカードでの問題点 (対 ASUS ZehnPhone2)
このZenPhone2 がサポートしている通信形式は
4G: FDD-LTE
これからみると、中国移動の SIM じゃアカンわ~というのがはっきりしてます
まず、4G
移動の4Gは、TD-LTE。
ZenPhone の LTE は FDD-LTE で、日本向け
4Gとしては使えません
次に、3G
中国移動の3Gの通信方式は、中国独自のTD-SCDMA
他国との互換性がなく大失敗といわれており、
移動が4Gへの移行を急いだのもそのせいだと言われています
ZenPhone の 3Gは WCDMA(ドコモと同じですね)
3Gもダメ
じゃ、2Gは?
移動の2GはGSM、
ZenPhone はこれをサポートしているので
2Gでなら使える
ということで、せっかく4G SIM なのに、このスマホでは
2G としてしか使えない。
遅いのなんの・・・
■中国聯通(China Unicom) の 3G SIM では
聯通の3Gは WCDMA、ZenPhone2 もサポートしている方式なのでOK
HSPA, HSPA+ での通信が可能です。
日中、上海での速度テスト結果では
Down 9M, UP 5M ぐらい出てます。
まあまあ、サクサクと使えます
4Gでは、聯通は、FDDとTDーLTE両方をサポートしているらしいので、4Gでも問題なく使えると期待できますね。
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さて、
次は、中国政府の手が入っていないPureな(?)アンドロイドとしての動作はどうかの確認です。
その2に続く