日曜日、疲れがたまってるので、一日寝てたかったのに、
上海に続き、広州でも、ハウスクリーニングのおばちゃんにたたき起こされた。
ドアに 「Do Not Disturb」ってカード掛けてあるんだけど。。、
「いつまでも、寝てないで、掃除するからどっか行け! 」
みたいな事言われて、しぶしぶとおでかけ。
で、以前から行こうと考えていた、
「西漢南越王博物館」って所に行ってきました。
2000年以上前に、秦の始皇帝が死んで、秦国が崩壊した後に、秦国の将軍だったやつが、今の広州からベトナムの一部までをシメて、「おれが王様だ!」といって出来た国だそうです。 都は今の広州。
これが、その王様 ⇓⇓⇓
2000年前、ベトナムは中国の一部だったんですね。
※だから、ベトナムだけじゃなくて、近隣地域は、ぜーんぶ、
もともと中国のもんじゃあ!のけのけ~! って態度なんだな。
ところで、中国語で「ベトナム」は、「越南」。
広東語とベトナム語は、素人耳には、とてもよく似ているように聞こえる。
どうも、ベトナム人と広東語を話す中国人は、そのまま会話できるなんて話も。
九州と東北の方言ぐらいの差じゃないかって思えます。
さて、この「西漢南越王博物館」、王墓が発掘されたのが1983年、
博物館が出来たのが1988年。
※よかったね~、文革の後で。。。
ありがちなハリボテ博物館と違って、なかなかしっかり出来てます。
中高時代を奈良県で過ごした、博物館マニアのうっち~の目にも
見ごたえがある博物館でした。
広州にお出かけの際はお勧めの博物館です。
2000年以上前に、こんなに高度な文明が開花してた事に驚き。
中でも圧巻は、とても保存状態の良い、王墓の石室。
内部の探検も出来るようになってます。
※レプリカ(偽的)では無く、本物だそうです??
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さて、ここからが本題。
展示物の中に、当時の楽器コーナーってのがありました。
2000年前にはどんな楽器があったのか、興味津々。
太鼓や、鉾などの打楽器、
笛や笙などの吹奏楽器
古琴や、いまの琴の原型だろうと思われる、弾弦楽器
なんかはあるのですが、二胡の原型となるような擦弦楽器はありませんでした。
確かに、奈良の博物館を見てても、二胡に通じる楽器はありません。
擦弦楽器ってのは、意外と歴史が浅いのかもしれません。
このへんの事は、光舜堂「うっち~らいぶらり~」の貸し出し本を見ると詳しく
解説されてます。 うっち~らいぶらり、書籍の方も活用してください。
古琴
今の古琴に比べるとずいぶん小さい。コンパクトでいいな~、これなら欲しい。
ブリッジを多数配置した、現在の琴の原型と思われる琴。 なかなか凝った造りです。
どんな音がするのだろう、鳴らしてみたいな~、なんて思ってたら、こんなのがありました。
パソコン画面での楽器紹介。それぞれの楽器の音は聞けるのですが、どうも嘘くさい。
BGMに二胡つかうなよっ! この時代無かったんだからさっ!