二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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広州 琴行探し その4 大新路 七律琴行
一週間経っちゃいました。。。

遅ればせながら、大新路 七律琴行レポートです。

大新路では、最大の店構えと売り場面積の民族楽器屋さんです。
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ここの賃料払うだけの、売上・利益があるんだろーな~、とつい考えてしまいます

Chaiko さん情報では、ここの店主は
「弦堂」さんの高胡のページに紹介されている温敏超氏だそうです。
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※本人に無許可で写真掲載。 
まあ、こっちからは、ふつー見えないんでいいか。。。
んで、この人二胡も作ってます。

まず、お店の様子から。
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二胡にはじまって見たことのない巨大な椰子胡?とか、月琴から、古琴まで。 民族楽器なんでもありです。
ウケたのは、これ、
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エレキ月琴! じみさんあたりが喰いつきそーな。。。
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弓も豊富、当然高胡も沢山あります、真ん中の巨大な二胡はオブジェではなく、ちゃんと調整されてて、弦を指では弾くと、ボンッボンッって低温が。 二胡ベース。

二胡の価格帯は、やはり、
500元前後の入門用、3000元を中心とした中級~上級用。
そして、N万元クラスの専業二胡。
※この価格帯が中国では一般的だという事を、店主も認めてました。
 日本じゃ、5倍~10倍するよー、って話してたら、やはり驚いてた。

まず、店に入って、店主に挨拶。
・日本で二胡ならってる
・知人が日本で二胡作ってんだよ。
  ⇒ これはとっても驚いたようす。
    スマホで光舜堂のHPを見せると、興味津々でした。
・で、僕は駒を研究してて、いろんな駒作ってる。
などと、自己紹介。

さっそく、ウチダ駒(ゼブラと楠)を見せる。
駒をしげしげと見て、 
「あーこれは知ってるよ」と冷静な反応。
紙を取り出して、サラサラっとこの絵を描きだす。
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即、「なんとかかんとかの、****の、こういう事だろっ?」ってレスポンス。

日本で、ウチダ駒なんて言ってるけど、
こっちじゃこういう研究はすでに行われてるんだ。
これだけにとどまらず、店主が次に取り出したのが、これ。 
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小型のデジタル量り。1g以下の物の重さを量れます。 こ、これ欲しーぞ!
まず店の駒の重さを量って、次に、楠とゼブラを測る。
重さは、店の駒(黒い油揚?)<ゼブラ<楠でした。

次に彼が、紙に書きだしたのが

  軽 <-----------------> 重
  XX <-----------------> YY

ってな図。 XX,YYは何書いてんだかよく判らなかった。
たぶん、音質とか、音量の事だったと思う。
そのあと、マジンガとか、底面に穴のあいた駒を僕にみせて、
「な~っ、だからこうなんだよ」ってな説明を。。

この辺も、ジミさんと、駒の重量はファクターだよねー、って話してた事と一致。

うーん、やるな~。。 というか、彼らにとっては、研究済のことなんだろう。

店主、近くにつるしてあった、二胡にウチダ駒つけて、試弾き。
ウンウンなるほどね。 
というとても冷静な反応です。 クールに分析してるんでしょう。

ここで、思ったのが、
ウチダ駒の形状や、目的は研究されているのに、中国では、この形状の駒が出てきていない。 上海の楽悠琴行の店主も、知ってるよ、って反応だったし。。
なにか、ありますね。 まだまだやる事が。

次に、店主が作った二胡を見せてもらいました。
紫檀の蘇州型で、なんと 2万8000元!  

鳴りも良く、いー音してます。
コンズ綿はずすと、ちょっと雑音は多目かな?という感じ。
でも、いい二胡です。 

いい二胡だね、でもなんでこんなに高いんだ? って聞くと。。
ちょっと来い、と言って見せてくれたのがこれ。
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右側が紫檀で、左の皮かぶせてるのが、緑檀。
「****だから****なんだよ」との説明。

たぶん、 まさか、、紫檀一本くり抜きの琴筒。。。。。

これがホントなら、、、うーん解説出来ません。 
西野さん、何かコメントお願い。

1時間以上、あーたらこーたら、二胡を買いにきたわけじゃない僕に付き合ってくれて、最後はお店の外までお見送りしてくれました。 いい人です。
途中、あつくてダラダラ汗かいてる僕に熱いお茶を出してくれたところも、とっても素敵でした。
たぶん、広東No.1の琴行です。
また行きたいし、
中国二胡ツアーができるなら、ぜひ皆さんに行ってほしい琴行です。

PS
これまた、Chaiko さんのブログでは、ここの店主バイオリンも弾けるそうです。 西野さんと二胡談義させたらおもしろそーです。 
西野さん、来ません? 広州。 熱いけど。。。
by soukichi_uchida | 2012-05-27 01:46 | 二胡よもやま話 | Trackback | Comments(4)
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Commented by じみ at 2012-05-27 02:51 x
なるほろー、一応考えてますなー。大御所曰く、今はもう駒を研究する人が居ないそうな。なので駒を研究するうっちー達を大事にするのだ!って言ってたらしい(笑)
エレキ月琴はベースみたいっすね。
しかし、伏字がきになるなー。
Commented by chaiko at 2012-05-27 14:27 x
うわ♪やっぱりすごい老板だったんですね。
私の目に狂いはなかった!うっちーさんが広東No.1と断言していらっしゃるくらいだから私の嗅覚もなかなかどーして侮れませんね♪
ちょっと自信持っちゃいましたよ。
私もまた行きたいです。ツアーできたら声かけてください。
Commented by NISINO at 2012-05-28 09:35 x
刳り抜きですか、それは高そうですね、真ん中の穴は旋盤用ですかね、画像からは良く見えないですね、皮はウチが使っているのと同じようなものですね、二胡作りはどこも同じですね、二胡作ることに話が行くと、止まらないです。
広州、、こんどシンガポールのはなしがきてます。途中で寄りますか。
Commented by NISINO at 2012-05-28 09:39 x
あっ、それから気がついたのですが、中国人、特に南方系の方は、良く鳴るというのは価値基準の内に入っていないみたいですね、勿論鳴るのは必要だけど、鳴ることより、昔からの音色というのは一番大事みたいです。だからウチダ駒の中国版は無いのではないでしょうか。鳴ることより昔からの音色作りのようですね。
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