二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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二胡弦の質/価格を考える 2
二胡弦の価格、 確かに、高価な金属を使っていれば高くなるでしょう。
でも、元素分析の結果から、同じような成分の弦でも大きな価格差があることが分かりました。

前回の記事では、
「いかに丁寧に作っているか、丁寧に仕上げているか」が価格の差」
じゃないかと考えました。

丁寧につくる、丁寧に仕上げる、さらに品質管理にはコスト(工数)がかかります。
これが価格に反映されているわけです。

じゃあ、なぜこうする必要があのか?
音質に反映されるからでしょう。 あとは耐久性ってのもあるかな。

では、丁寧につくる、丁寧に仕上げるとはどういう事か?を考えてみましょう。

理想の弦とは、
 1) 弦の断面は真円
 2) 弦の成分に偏析が無い
 3) 全長に渡均一の太さ(直径)
と仮定して起きましょう。
なぜこうじゃなきゃいけないのか?に関しては、とりあえず置いておきます。

※1)と3)は若干疑問がありますが、後にこのへんも考えてみます。

◆まず 外弦に関して、 1)を考えてみます。
※内弦には巻線があるので、別のファクターが入ってきます。

「弦の断面が真円である事」とは言うまでもなく、
b0098997_320540.jpg
ですね。

通常、弦のような線材は、丸棒を機械でアメのように、ビヨーンと伸ばして作られています。(これは知ったかぶりです。。。)

この過程で、こんなのが出来てしまうこともあるんじゃないかと想像されます。
b0098997_326427.jpg
b0098997_3262764.jpg
b0098997_326108.jpg
もちろん、日本の最高工業技術ではこんな事は無いでしょう。 
丁寧に作るとは、こんな事にならないように、
 ・いい機械を使う
 ・いい職人さんが仕事する
 ・しっかりと品質検査を行う
という事でしょう。

◆次に、3) 材質に偏析が無いこと。

弦の元素分析を行った時に、多くの弦にはステンレス(SUS)が使われていることが分かりました。 鉄を主成分として、クロムとニッケルの合金で、硬さや耐久性の調整でマンガンとかモリブデンなんかの混ぜ物が入ってたりします。 SUSの360とか、成分毎にしっかり管理されていて、ちゃんとした物を使っていれば、成分の偏析や、異物混入などは決してないと思われます。
でも、、いいかげんな物を使うと、こんなの
b0098997_3534330.jpg
とか、こんなの
b0098997_354387.jpg
があるんじゃないかと想像されます。

続く。。。
by soukichi_uchida | 2011-03-27 04:02 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
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