二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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究極の駒 (大きい駒と小さい駒)
久々なんですが、どっこい、究極の駒は試作と試行錯誤を続けています。

今回のテーマは駒の底面の面積

駒の底面の大きさと音との関係は、多くの人がいろいろな事を説明されていますよね。

いったいどれが本当なんだろう?

ぼくの耳には、
・小さい駒は、音が大きく、シンプルな音質に
・大きい駒は、音が小さく、複雑な音質
に聞こえます。

このへんも、究極の駒シリーズのテーマとして考えてみます。
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二胡の音は、音波、つまり「波」です。 そこで、ヤングの干渉実験ってのを思い出しました。
(中学校の理科かな?)思い出してみましょう。
一つの光源があって、これを小さな1本のスリットを通してみるのと、2本のスリットを通してみるのでは光の見え方が異なってきます。(干渉縞がでる)
b0098997_3201581.jpg
b0098997_3202858.jpg
感の良い人はもうこれでおわかりですよね。

次にこれを二胡に置き換えて考えてみましょう。
小さな駒1個をスリットと考えます。 大きな駒は小さな駒が複数個並んだ物と考えます。
まず、小さな駒1個の場合
b0098997_4412853.jpg
弦の振動エネルギーがダイレクトに駒に伝えられて、そこから音が広がっています。音の成分はシンプルです。
次に大きな駒、小さな駒2個分としてみます
b0098997_4414091.jpg
弦の振動エネルギーは2個の駒に分散されて、それぞれの駒から音が広がります。音には、いろいろな成分が含まれます。 
一方で、一個の駒から広がる音の大きさは、半分になります。

これで、駒の底面関の大きさが音質に影響してるんだということが、なんとなく想像できますね。

では、大きな駒の音は小さいのか? というと、そうではありません。 各周波数成分のトータルな音量は、小さい駒の物と同じないなるはずです。 んー、、エネルギー保存の法則ですかね、駒の大小にかかわらず、皮から出る音のエネルギー量は一定となる。

小さな駒の音が大きく聞こえるのは、周波数成分が少ない分、特定の音が際立って聞こえてしまう、ということなんでしょう。

なんだか、訳分からん事を、ダラダラと書いてきましたが、駒の大小でいろいろ言われてる事に対して、多少の裏付けにはなったと思います。

さて、これを究極の駒にどう生かすかです。

あまり薄くすると、音のまろやかさがなくなる、厚くする(底面積を広げる)と、まろやかさは出るが、せっかく効率よく振動を伝えるようになっている効果が薄れてしまう。。
なやみどころです。。。
by soukichi_uchida | 2010-02-18 03:24 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
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