達人さんや、
平野さんのように、二胡を作り直してると言っても過言ではないオペではありませんが、2点ほど気になる点を プチ・オペしました。
その1: 琴筒と琴棹の隙間
蘇州1号、購入当時は気になりませんでした。 しかし、何度か棹を抜き差ししてるうちに、筒と棹の隙間が気になりだしました。 隙間といっても、光が漏れるほどの隙間じゃありません。 北京1号、2号だってよく見ると隙間はあります。
北京1号
北京2号
どっちも、隙間に松脂がうまっちゃってますね。(これでいいんだ!と思ってしまえばいいんですが、、、)
ミクロン単位で加工する金属加工じゃないんだし、木材なんだから、完璧じゃあないはずです。 ガタツキがなくて、音漏れがしなけりゃいいんだと思います。
隙間があるのは、差し込み口のところだけで、内部では密着してるん」だと思われます。(と思いたい)
それでも気になる蘇州1号。 北京1号、2号は黒檀なので目立たないんですね。 蘇州1号は赤っぽいので目立ってしまう。
ほ~ら、あなたも、隙間をじぃ~っと見つめてくださ~い。
だんだん気になってきたでしょぉお~~!
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蘇州1号への対策
単に隙間をパテ埋めするんじゃなく、穴の内側全体にパテを塗り、棹をさしながら微調整するという手法を取ってみました。
パテはさすがに二胡本体削る訳にゃいかんので、いつものパドウクを削ってノリで練って作製。 乳鉢に入れてツヤがでるまで練り込みます。 乾くとちょっと白っぽくなるので、茶色の着色材でちょっとだけ着色。これを琴筒の内側にヌリヌリ。
十分に乾くのを待って、棹をさしこんでみる。
棹はどうやら、若干先細りになっているようなので、穴が狭まっても、ある程度入って行きます。
引っ掛かってる部分を確認しながら、ヤスリで穴を調整。
完成です。
うーん、隙間なくピッタリ! (自己)満足。
でもこれで、ホントーにいいのか?
これによって、音は、全く変わってません。。。(^_^;;