二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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千斤のなぜ? 究極の千斤を目指して 2
開放弦と指で押さえた場合の音質の違い、二胡に関わる多くの人が、この差を気にしている。

例えば、外弦開放弦(D調ソ)と一(D調ラ)を弾いた場合 ソ と ラ の音程の違い以上に、音質が大きく異なっている。 「こういうもんだ」 と割りきって、この開放弦の音質の違いを利用した奏法もあるぐらいだ。
ネットで千斤を検索すると、
「開放弦と指で押さえた場合の差が少ない」事をうたい文句にしている製品もある。

でも、なんでこんなに音質が違うのだろうか?

糸千斤
 ・弦の金属に比べて柔らかい糸という材質で、
 ・数ミリの幅で弦を抑え込み
 ・振動の始点は一体どこだ?というファジーさ

という点で、
指が弦を押さえるという状況と非常によく似た状況を作り出している
そういう意味では、糸千斤を考え出した人はエライ!
でも、指と千斤で音質は異なる。
では違いは何なのか?

構造から、その違いを考えてみよう
1.開放弦の場合、弦の振動を抑え込んでいるのは千斤のみであり、
  千斤から上部にも振動は漏れ伝わっている。
  指の場合は、指と千斤二重に弦の振動を抑え込んでいる。

2.千斤は琴棹と繋がっており、弦の振動は千斤を通して棹に伝わっている。
  一方指は、宙に浮いており、弦の振動全てを指が受け止めている。

3.千斤と指では、弦に懸けている力の差が大きい。 千斤には、2本の弦を
  棹方向に引っ張り下げる大きな力が常にかかっている。
  指はその力はかけていない。

b0098997_7592132.jpg
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この差をなくす事が、究極の千斤へのカギとなるかもしれない。

とりあえず、現状分析ここまで。
by soukichi_uchida | 2009-12-19 08:13 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(1)
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Commented by ぷろぺら at 2010-02-02 01:06 x
いつも参考にさせていただいてますm(_ _)m
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