二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
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究極の駒再び! バイオリンの駒との比較
駒ね、、いきなり「究極の駒」なんて打って出たんですが、奥が深すぎて、頓挫しいてました。 たまたまバイオリンの駒の解説をネットで見かけたので、二胡駒との比較と考察を行ってみました。

バイオリンの駒ってすごいんですねー。 びっくりしました。 
まず、「調整」するのは当たり前、各元ごとに高さを調整する。 削ることが当たり前のようです。またバイオリン本体の中の支柱との位置関係等々これまたおもしろそーなパーツです。
ここで初めて知った用語が「駒の振動エネルギー変換」です。駒はこれを実施する「駒の振動エネルギー変換機構」なんだそうです。
b0098997_2255469.jpg

その仕組みとしては、バイオリンは演奏を見て判るように、バイオリン本体(弦の張)に対して水平に近い角度で弓が当てられます。 (逆に二胡は、琴皮に対して垂直に近い角度。)この弓の動きを黒い矢印とする。この力は縦方向(青)横方向(赤)の力に分けられる。 このままだと、駒からバイオリン本体に伝わる振動は、青のままで、非常に小さな物になり、赤の力は捨てられてしまう事になる
ところが、 この駒は、青と赤の力を利用して、左右に小さくに回転運動を行う。 そうする事により、一見ムダと思われた、横方向の振動が効率よく、縦の振動に変換(緑)される。 との事です。

これは何かにヒントになるに違いない。


二胡ではどうか?
棹(琴桿) と 弓の角度で書いた様に、二胡は元々、琴皮に対して垂直に近い角度で弓が移動している。 つまり元々縦方向の力のほうが大きい。
b0098997_2324269.jpg
言い換えると、正しく弓を使っていれば、その力は元々効率よく駒から皮に伝わっている。
しかし、小さいながらも横方向(赤)の力も存在している。駒の小ささを考えると、この力は、たぶん捨てられている。
この力を捨てることなく、利用する事はできないのだろうか?

 もし二胡の駒が回転しているとすれば、縦の力は分散されて小さくなってしまい逆効果となる。
このタイプ
b0098997_23205964.jpg
の駒は、バイオリンを意識して作られていると思われるが、正しい運弓をしている限りは、あまり意味がないのかもしれない。(むしろ左右の弦の力を分ける事が主目的だろう。)一方で、、多少タコな運弓をしても、力が捨てられる事なく、効率よく力を皮に伝えてくれるのかもしれない。しかし、バイオリンと二胡の駒の大きさの差を見るとそれほど大きな効果があるとは思えない。

んー、ダメか?

逆(ネガティブ)に考えてみる。 この横の力(振動)は、駒を左右に動かす力となる。 これが雑音の要因となったり、音の不安定さになったりしてはいないだろうか?
この効果の影響が大きいとすれば、駒を回転させて、縦の力を多少ムダにしても、音質の向上にはつながるのかもしれない。

結局は机上の妄想に終わってしまた。。。

究極の駒への道は遠い。。。

二胡用のこんな駒もありますが、、、
b0098997_23391271.jpg

by soukichi_uchida | 2009-11-27 23:40 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(0)
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