二胡の奏法・構造分析・改良・中国の琴行情報、広州・上海ネタなど
by Star Gate Erhu
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
タグ
カテゴリ
検索
琴頭はやっぱり必要?
Sub Title: 琴頭と音色の関係

「琴頭の無い二胡」の所に、琴頭なんかいらない! なんて書いてましたが、
達人さんにコメントをいただき、思い直しました。
「琴頭にはきっと、なにか訳がある。考えてみよう!」

琴頭の前に、琴棹はどうなんだろう?
琴棹が関係するなら、琴頭だって関係するはずだ。

一部の新型二胡を除き、琴棹は、琴筒を貫いて、琴托に突き刺さっている。しかも、そのポジションは、皮の真裏にある。
b0098997_2119790.jpg

棹は皮の振動から何らかの影響を受け(共鳴)ているはず。
b0098997_1353126.jpg

弦の振動も、千斤、糸巻きを通して、棹に影響しているはずだ。
b0098997_13521558.jpg

実際、棹を握って、開放弦を弾くと、(よく鳴る二胡?では)振動が伝わってくる。
クリップチューナーだって、棹にくっつけて、音拾ってるし。

「棹は、琴筒と一緒に、二胡の音色を奏でているんだ!」 きっと

そうなると、琴頭だって、その音色に何らかの影響を与えているに違いない。
あの曲がりと、牛骨ののった所の開き具合は何かあるのかも。

でも、それほど大きな効果ではないのかもしれない。
おそらく、倍音構成に微妙に影響を与えて、音色に「微妙」なつやとか深みを与える
程度と想像でされる。
※ まあ、私のよーな素人が、よくまあ、こんな解ったよーな事書いてるわ。。。(^_^;;

ただ、逆の見方では、上述の新型二胡の中には、琴筒に棹を通していないこんな形の二胡もある。
b0098997_21134457.jpg

おそらく、棹が皮の振動を受ける、または棹が皮の音を遮るのを嫌がっているからだと想像される。

※個人的には、楽器全体で音を奏でている方が好きだ

この新型二胡では、琴頭の音色に関係するファクターはほとんど無いと言える。

しかし、この新型二胡にも(TOMCAT 白ペンキ)と異なり琴頭はある。
これも、達人さんのコメントで気がついたのだが、「重さとバランス」、音には大きな影響はないかもしれないが、演奏する上で、ちょうどいい長さと、重さのバランスってのはありそうだ。

想像してみよう、いきなり、琴頭の無い二胡を持って演奏したら、
いつも、見えてる、あるべき物がなーい!
なんか、左手が軽い。スースーする。
ものすごい違和感! じゃないかな。。。。

ある朝起きたら ○ ○ ○ が無かったかの よーな。。。(^_^;;
by soukichi_uchida | 2009-10-29 20:53 | 二胡うんちく | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://soukichi.exblog.jp/tb/12225322
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 達人 at 2009-10-30 20:27 x
uchidaさんは分析するのが好きなんですね。図解入りで理解しやすいです。
私の過去の実験では糸巻きの材質を変えただけで、微妙ですが音色が変わりました。
棹、琴頭、糸巻き・・・この辺りの材や形状でも音色は変わるように思えますね、ほんと微妙ですが・・・。
個人的には琴頭はでっかいのが、付いているのが好きです。弾きやすい気がします。
その反面、持ち運びなどで小型化をめざすなら琴頭省略案は有効だと重いますよ。
Commented by soukichi_uchida at 2009-10-30 21:58
なにせ、所属が「分析***」ですので(^_^; 練習そっちのけで、こんな事ばっかりやってます。 音の、のーがきたれる前に、いー音出せる連練習せにゃーと、思いつつ、ついつい。。
<< 職人の匠の技とテクノロジー 琴頭の無い二胡2 >>